Webでダウンロード可能なおすすめの無料フォントと追加の設定方法を解説【日本語・英語】

本記事では、Webで無料で入手可能私のおすすめするフォントをご紹介します。 また「どうやって入手したフォントをPCに設定して使用するのか」という実践的な部分も同時に解説していこうと思います。

フォントの豆知識

フォントは、日本語では”ゴシック体“と”明朝体“、英語では”サンセリフ体“と”セリフ体“に大きく分けられます。 ゴシック体とサンセリフ体が似ていて、明朝体とセリフ体が似たような傾向です。他の種類として、手書き風であったりデジタル風といったフォントもありますが、基本的にはこの2つの種類に大別できると考えてください。

MEMO
色々な資料やスライドなどに文字を配置する際に、フォントによって与える印象が大きく変わってきますので、こだわりを持って選ぶようにしましょう。

①ゴシック体+サンセリフ体

使用フォント:見出ゴMB31+MULLER-EXTRABOLD-DEMO どっしりとした感じで、文字がある程度一定の太さの線から形成されていることが分かります。タイトル見出しなどに使われることが多い書体ですね。

②明朝体+セリフ体

使用フォント:貂明朝+Oxtail-OT-Medium スタイリッシュな感じで、筆の様にたまりがあったり、文字の先端にデザインがされているのが特徴です。文章に使われることが多く、高級感のある見出しにも使われることがあります。

フォントを追加する設定方法

まずはダウンロードしたフォントをPCに追加する方法について説明しておきます。 基本的にダウンロードしたフォントのファイルは「.zip」という圧縮された状態になっていますので、ファイル上で右クリックして「すべて展開」を行ってから下記の様に進めてください。

Windowsの場合

①「スタート」から「コントロールパネル」を開く ②「デスクトップのカスタマイズ」をクリック ③「フォント」をクリック ④  フォントの一覧部分にダウンロードしたフォントファイルをコピーして貼り付ける

Macの場合

①  フォントファイルをダブルクリックする ②「フォントをインストール」をクリックする 意外と簡単に追加することが出来て、多くのソフト上で新しいフォントを使えるようになるので、次のおすすめのフォント集の中からお気に入りのモノを見つけて追加してみてください。

おしゃれな無料おすすめフォント集

私自身もよく使うおすすめのおしゃれな無料フォントをご紹介していきます。 もちろん有料のフォントは優秀で使い勝手が良いモノが多いですが、無料でも十分におしゃれな文字が作れますよ。

注意
それぞれのフォントによって利用規約などが違っていますので、しっかりと規約を読んだうえで使用するように注意です!

あさご本丸ゴシック

あさご本丸ゴシックはお気に入りのフリーフォントの1つで“くるっ”とした丸みのある形が特徴的です。 スライドのタイトルや見出しに使ったりすると、独特の書体で高級感のある感じにまとまるので、色々な所で使いどころがあります。癖があるので、本文の内容を長く記述する様な部分での使用は推奨はしません。 有料のフォントでもあまり見かけないような書体なので色々と重宝しています。 無料で使用する場合には、漢字が1,006字(製品版では4,072文字)しか収録されていないので、変換した時に対応していない文字もあります。しっかりと自分の使いたい漢字が変換可能か確認してから使用しましょう。 参考 あさご本丸ゴシックダウンロードページ

はんなり明朝

はんなり明朝は無料のフォントとは思えないようなクオリティーの高い書体なので、明朝体で記述したい部分に使うことが多いです。 丸みがあって、文章として記述した際に、まとまりのある感じに見えるため、使い心地が良いです。ダウンロードしておいて損は無いと思います。 参考 はんなり明朝ダウンロードページ

ほのかアンティーク丸

ほのかアンティーク丸は丸ゴシック体に明朝体の要素を組み合わせた独特なフォントで、どこか哀愁を感じるフォントです。 デザインの技法で、漢字をそのままにして”かな”を小さくする様な事をすることもあるのですが、このフォントではデフォルトで”かな文字”が小さくデザインされています。 かしこまった様な文章でも使えるので、使い勝手が良いのが特徴です。 参考 ほのかアンティーク丸ダウンロードページ

かんじゅくゴシック

かんじゅくゴシックは、ゴシック体に独特の味付けをすることで、熟成されたようなカクカクしすぎないゴシック体を形成しています。 明朝体の雰囲気も持っているので、文章にしても味のある見た目になって使いやすいです。よく見ると、文字の間に細かくスリットが入っていて可読性も良好です。 参考 かんじゅくゴシックダウンロードページ

源暎ラテゴ

源暎ラテゴはゴシック体ながら、文字の太さが1文字の中で大きく変わる様な書体です。 セリフの様な「カクカクしているけど、文章にした時の可読性を上げたい」という場面にピッタリですが、タイトルや見出しなどに使ってもばっちりとハマります。 参考 源暎ラテゴダウンロードページ

マキナス

マキナスは「無感情な印象」というコンセプトで作成されたフォントで、見た感じからも無機質な感覚を得られるのではないでしょうか。 筆者とは違った視点で文章を記載する際など、このフォントを使用すると、分かりやすく差別化できるなど、色々な使い道があります。 参考 マキナスダウンロードページ

アンニャントロマン

アンニャントロマンは、見た通りインパクトのある“かな文字”+アルファベット専用のフォントになります。 使いどころは多くないのですが、例えとして架空のサービスなどを使って説明する際など、サービス名としてこのフォントを使用したりすると、アクセントになって見やすくなると思います。 参考 アンニャントロマンダウンロードページ

こども丸ゴシック 細め

こども丸ゴシックは、小学生が書いた様な、丸みのあって少しかすれた文字が記載できるフォントです。 使う場所は限られてきますが、子ども向けに説明する資料を作成したり、子どものいる親に対する説明資料の中でピンポイントで使ったりすると効果的だと思います。 参考 こども丸ゴシックダウンロードページ

イマジン・ヨコハマフォント

イマジン・ヨコハマフォントはおしゃれな街「横浜」が街のイメージを元に作成したフォントです。 漢字は横浜市内の区に使われているモノしか収録されていないので、文章で使うとほとんど変換できません。 ただ、スッキリと抜けるような爽やかな感じと、独特のくねった感じが程よく良い書体なので、かなが多めの部分で積極的に使っていきたいと思わせるフォントになっています。 参考 イマジン・ヨコハマフォントダウンロードページ

PixelMplus

PixelMplusは、ビットマップ感のある懐かしさに溢れるフォントで、昔のレトロな感じを出したい時に重宝します。 使いどころは限られてきますが、新しいものと古いものを比較するような書き方をするような時に、アクセントをつけるように使用すると効果的だと思います。 参考 PixelMplusダウンロードページ

フォントの使い道について

今回ご紹介したフォントですが、しっかりと各フォントの利用規約を読んで使用する様に心がけてください。個人的に利用する事しか出来なかったり、商用にすることが出来たり、条件は様々です。 また、自分以外のPCでは、PDFや画像などの変更不可なファイルに保存したもの以外(ワード、パワポなど)は、デフォルトのフォント(MSゴシックなど)に置き換わってしまうので注意が必要になってきます。 特に想定される場面としては、学会発表等でPPTのファイルを提出する場面です。発表に使用されるシステムに既存以外のフォントが入っていることは、ほぼ確実にありません。 自分のPCを持ち込んで接続できる場合は問題ありませんが、ファイルを提出しなければならない場合には、既存のフォントを使用してスライドを作成する様に心がけましょう。

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